新人の育成を任された方へ

樹齢100年以上!母校の桜「さっちゃん」

「おめでとうございます」

 なぜ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ただでさえ、業務で忙しいのに、この上でまだ、時間を

割かなければいけなくなることを考えると憂鬱にすらなるのも無理はありません。

しかし、人材育成の世界には、

「教える者が一番学び成長する」

という言葉があります。

 人が学び、成長するステップは、「わかる→できる→教えられる」

その最終段階を実現する、成長の機会を与えられたということです。

 まずは、皆さんが、新人以上に成長すると覚悟を定めることが、

何よりも新人の成長を支えます。

 では、どのような成長を求めていったら良いのでしょうか?

 一つは、「プロフェッショナルとしての成長」です。

仕事を教えていく中で、言葉で伝えていくためには、

伝える内容の何倍もの正しい知識、技能が必要になります。

 自己流になってしまっていたこと、うろ覚えのこと・・・。

一つひとつ確認する過程が、皆さんの知識を

「形式知化」することとなります。

自分の持つ知識を、自分の言葉でまとめて、

それらを構造的体系的に捉えられるようになると、

仕事の中で見える世界が変わってきます。

 今までの数倍もの深みをもって、

現場が見えてくるようになるのです。

それでもなお、伝えきれない暗黙知を伝えたいと思う時に、

もう一つの成長がはじまります。

「人としての成長」です。

なぜならば、暗黙知は言葉や形、マニュアルで伝えられないものだから、

新入社員と深く信頼関係を築く必要があるからです。

「〇〇さんのように、お客様に慕われるような人材になりたい!」

そのレベルでの信頼関係を築く必要があるからです。

 そう思ってもらって初めて、「後ろ姿」で教えることができるのです。

「後ろ姿」で教える=見本です。

 「私は、新人の見本になるような人物ではありませんから」

というは間違いです。

未だ「新人の見本になる」人物ではないけれど、

そうなるように振る舞う機会を与えられた人が、皆様なのです。


 その先に、新入社員の成長を支える「支援」の喜びがあります。

 どうか、この一年

皆様の成長と、新入社員の成長につながる年となりますように。

 

マナーズ 山田 節子