おもてなしの報酬

お昼休みに「本わらび粉」で、わらびもちを作り、皆さんへおもてなし。

この方に、何かして差し上げたいと思う気持ちが、自分の中で芽生えること。

もし、「おもてなし」に報酬という言葉を使っても良いとしたら、それ自体が私にとっての「おもてなしの報酬」です。

 その気持ちが相手に伝わったとしたら、それもまた、嬉しい瞬間です。けれど、伝わらないとしても、その報酬に変わりはありません。

 接客業、サービス業の中では、「おもてなし」が+αの価値となり、伝わらなければ「おもてなし」とは言えないとばかりに、「おもてなし」合戦となっている現状を、マナー講師の一人として、責任を感じています。

 「感じよい印象を与えることが、売り上げアップに繋がる」

 「+αの気づかいや心配りがファンを増やす」

 何の違和感なく使っていた言葉を改めようと思ったのは、2010年、多摩大学院で田坂広志先生との邂逅があったからでした。

 「結果として与えられるものを目的にしてはならない」

 「操作主義は、現代の病」

 今も、心に鳴り響く言葉です。

 「マナーの型」には、多くのおもてなしの精神が宿っています。

 「マナーの型」を教えるのではなく、「マナーの型」を通して、「おもてなしの精神」を伝えていくことが、成熟した時代に求められているのではないかと感じています。