会食でのマナー

今号からしばらくは、食べることに関わるマナーについて書きたいと思います。
お箸の持ち方や、テーブルマナーは出来ている前提としてですが、誰かと一緒の食事は、『相手への気配り』がマナーの要です。
料理をお美味しくいただき、一緒に食べている人との時間を楽しく過ごすために、以下に注意していただければと思います。

食べ始めは早めに
 温かい料理は温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる事は、作ってくれた方へのマナーです。料理が運ばれてきても、お喋りに夢中になっていて、なかなか料理に手をつけないということは避けましょう。

相手と同じペースで食べ進める

 早く食べ終わらなくてはいけないというプレッシャーを与えないよう、一緒に食べる人のペースを気にかけながらいただきます。
  複数人で食事をする場合は、食事会での中心人物に合わせます。主賓やゲストがいる会食では、おもてなしとして、その人が気分よく食べられるペースを意識的に作りましょう。

口に物がある時はしゃべらない

 歓談しながら食事を楽しんでよいのですが、口に食べ物が入っている時に話すのは厳禁です。
 口の中の食べ物が相手に見えてしまい、不快感を与えるので「話すときには話し、食べるときには食べる」という区切りを意識しましょう。

会話の内容に注意

 目の前にある料理について、つい批評してしまいがちですが、提供側への配慮はもちろんのこと、自分がおいしいと感じなくても、おいしいと思う人もいることを忘れないでください。さらに同席者だけでなく、周りの席の方にも気を配りましょう。
 料理の感想を話題にするのであれば、良いことだけを話すようにしてはいかがでしょうか。